2015年初に交野みどりネット(交野市環境基本計画推進会議)の事務局スタッフとしてブログに連載していた協働に関する記事(12回シリーズ)を、こちらに転載しています。
こんにちは。
みどりネット事務局のミナミムラです。
交野市みどり環境課で働く、非常勤の公務員ではありますが、本業は“会議ファシリテータ”であり、市民活動や環境学習の“コーディネータ”です。約20年の市民活動の経験を活かして、環境基本計画の推進をお手伝いしています。
あちこちの市民協働の現場を見ていると、おもしろいことに気づきます。
市民ががんばっているところは、行政がサボっている。
行政ががんばっているところは、市民がサボっている。
両方ががんばっているところは、残念ながら多くはなさそうです。
さて、交野はどうでしょうか。
市民力の高い地域だな、というのが、他のまちから通ってきている私の印象です。
多くの市民が自分たちの住むまちがよくなるために何らかの活動をしていて、
すごいなあといつも感心しています。
無償でがんばる市民に応えられるように、
市民の税金で働いている事務局はもっとがんばらねばなりません。
しかし、がんばりどころをまちがうと、市民が事務局に寄りかかって動かなくなってしまいます。
そうなると当然、事務局はおもしろくないし、がんばらないから市民自身もおもしろくなくなります。
市民がやる気を出してがんばり続けることができるように、仕組みをつくる、整える。
それが、事務局ががんばるべきところなんです。
見えないものを、見えるように。
滞っているものを、流れるように。
途切れているものを、つなげるように。
もやもやしたものを、実体のある形に。
みどりネット事務局で私のしている仕事は、こういうことです。
ちょっと置き石の位置を変えてみる、ようなことなのですが、
それによって市民の皆さんがわーっとよい方向へ動き出していきます。
そんなことをそばで見つめるのが、何とも言えぬ快感です。
縁の下の力持ちたる事務局の醍醐味ですね。
(事務局 ミナミムラタズエ)
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