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くうのる

未来可能性をもとめて

更新日:2019年8月23日

 Futurability 「未来可能性」は、滋賀県立大学初代学長の故 日高敏隆先生の造語です。

 一般的には「持続可能な社会」を目指そうと言われますが、現状の持続ではいけない、未来が可能でなければならないという想いから生まれました。


 未来が可能になるためには、私たちが宇宙船地球号の一員であることを自覚しなければなりません。地球は有限であり、人間のわがままを際限なく受け入れることはできないからです。

 また、環境的に持続可能であっても、極度に利便性が損なわれるようでは幸福度は低く、社会的公正が満たされていなければ歪みが生じ、未来が可能にはなりません。


 現代文明はもちろん、それを形作ってきた文化のあり方も見直していく必要があります。

 そのヒントのひとつは、伝統的な日本社会にあると考えています。

 かつての日本人は、物やエネルギーを徹底活用し、無駄を出さない暮らしと社会を営んでいました。近代化によって失われたその知恵を、現代的に生かしていくことが今、必要とされています。

 加えて、北欧をはじめとする先進諸国で培われてきた民主主義のシステムや人権のあり方も、現代日本に欠けているものであると考えています。


 今、日本に生きている私たちだけではなく、世界中のどの生命も、将来生まれる生命も、すべてが幸せに暮らしていくために、何が必要か。未来可能性を考えることは、それを追求し、一人ひとりが自らの暮らす地域の現場において行動していくことです。



※くうのるくらすの創造舎のビジョン・ミッションはこちら

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