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くうのる

講演・学びの場の企画

更新日:2023年7月25日

見えないものを、見えるように。

滞っているものを、流れるように。

途切れているものを、つなげるように。

もやもやしたものを、実体のある形に。


 今日の環境問題が生まれた背景には、かつて自然に即して生きていた私たちが知っていたはずの生命のつながりへの理解が失われたことがあります。見えなくなってしまったものを、もう一度、紡ぎ直しましょう。



紙芝居で子どもとごみを考える

1.環境学習

 どんなに科学文明が進んでも、人間は自然に頼ってしか生きることができません。自然循環から離れた行いをすれば未来への道は閉ざされることを、私たちはきちんと認識した上ですべての行動を行う必要があります。

 そのため、自然を学び、現代の環境問題を学び、自分がとるべき行動を考える環境学習は、すべての人々にとって生存上の必須のものといえるでしょう。


 環境学習は、成長段階にあわせた内容で行うことが効果的です。

 優れたプログラムとして有名な「森のムッレ教室」を開発した「スウェーデン野外生活推進協会」は、子どもの発達段階における自然に関する学習内容を次のように整理しています。


3-4歳     体全体で、自然と親しむ

5-6歳     五感を活用し、自然を体験し観察することを学ぶ

        様々な実体験のなかで、自然を理解することを学ぶ

小学校低学年  様々な実体験のなかで、自然を理解することを学ぶ

        人間がどのように自然に影響を与えているか学ぶ

小学校高学年  自然保護に対して自分の考えを持つ

        行動する


 もし仮に、未就学の幼児に対し、環境破壊の現状について深刻な問題を伝えたり、環境保護のために○○しなければならないという指導を行うと、子どもたちは未来に絶望し、環境嫌いになる可能性が高まります。

 すべての出発点は、幼児期に十分な自然体験をすることにあります。自然のすばらしさを全身で感じ、自然との付き合い方を肌で覚えることで、環境問題に意識が高く、自らの責任を自覚できる人間になるための土壌が育まれます。

 その上で、自然の仕組みを理解し、人間との関係を理解し、人間は今後どのように自然と接するべきか、自分が具体的にするべきことを考え、行動に移していくことが、環境学習のあるべきステップと言えます。


 くうのるくらすの創造舎では、幼児や児童への自然体験、自らの暮らしと自然とのつながりを楽しく学べるワークショップ、大人を対象とした暮らしを見直す講演などを企画しています。


講演・ワークショップのテーマ例

「楽しくておトク!ごみを減らせば余裕が増える(ごみから考える暮らしと豊かさ)」

「安心素材で簡単おそうじ 重曹・クエン酸・石けんできれいになる」

「環境と健康を考えた、安心・安全のおいしい食卓」

「結んで包んで・ふろしきであそぼう」

「少しの電気でゆたかな暮らし 無理せず楽しく“適電”しよう」

「幼児期の自然体験から始まる環境学習」(保育における環境学習)

「スウェーデン グリーンフラッグの取り組み」(学校での環境学習)

「STOP地球温暖化カルタ学習会」


おもな実績

・1995年 エコ修額旅行の学習プログラムづくり、リーダーとしてインタープリテーション(環境市民)

・1997年 「STOP地球温暖化カルタ学習会」など気候変動防止のプログラムを企画し、多数実施(環境市民)

・1999年〜2005年 自然、ごみ、エネルギー、食べものをテーマにした子ども向けワークショップや環境劇「エコファイターショー」を多数実施(環境市民)

・2000年 奈良県奈良県ストップ温暖化推進員養成講座(第1期から3期)の企画運営(環境市民)

・2001年 スウェーデンへ環境学習プログラムの視察(環境市民)

・2007年 野洲市教育研究所就学前教育講座「秋を探す・自然とふれあう」指導者向け自然体験の企画実施(滋賀県環境学習支援センター)

・2008年〜2010年 自然体験を通じた子育て支援事業あまのじゃくくらぶを通年で企画実施(おうみ未来塾9期生 遊人里グループ)

・2012年 「みんなでやろう!夏のピークカット大作戦」で紙芝居パフォーマンスを複数実施(みんなでやろう!夏のピークカット実行委員会)

・2012年 第8回京都・環境教育ミーティング実行委員会に参加(〜2014年 第10回まで)

・2015年〜 大和郡山市健康づくりボランティア養成講座で食とごみの講演を企画実施

・2020年 滋賀グリーンネット20周年連続講座「これならできる!ここならできる!SDGs」の「SDGs実践・交流塾」ワークショップの企画進行

・2021年 国鉄大阪合唱団号笛の主催する「交通と環境問題」学習会で話題提供

・2022年 第31回滋賀県高齢者大会IN近江八幡にて「ストップ気候変動 今日から私にできること」のテーマで講演

・2022年 MLGs推進委員会の主催ワークショップ「ビワイチが“持続可能な社会”を実現できるってホント?」を企画進行

・2023年 同ワークショップ「MLGsたてもの探訪〜CO2ネットゼロ社会の住まいと暮らしを思い描く」を企画進行

・2024年 ナルク奈良主催のSDGs連続学習会「手に入れよう!ゼロカーボンで豊かな暮らし」にて講演

・2024年 NPO法人HCCグループ主催の連続ワークショップ「子どもSDGsワークショップ 私と自然とのつながり、世界とのつながりを学ぼう!」の第5回「マッチング・ゲーム つながる、ひろげるSDGs!」の企画進行

※環境カウンセラーの実績ページもご覧ください。



2.市民活動、事業活動支援


 社会をよりよく変えるために、市民運動を行う上でのノウハウや、事業計画をつくるためのプログラムを提供しています。

 詳しくはこちらをご覧ください。

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